夕日がきれいだとか
風が気持ちいいねとか
そんな誰にでもありそうな感覚とは違うのよ
高飛車だって笑わないでね
真剣に悩んでるの
もういいのよ
禁止事項は1つもない 本当はこの世界
身体だけじゃなく心まで強張っているのね
病が蔓延した社会の中
ますます分からなくなっているのね
大丈夫よ
我儘でも異端でもない
あなたの足に絡み付いた鎖をはずして
その手を縛り付ける縄をほどいて
本当はまっすぐな瞳 俯かせた理屈をいったん払って、ね
心を締め付ける風景 離れないけど 薄めてゆきましょう
少しずつ薄めてゆきなさい
ひとつずつ取り払ってゆきなさい
あなたを解き放ちなさい
幼い頃はしょうがないのよ
どうしようもないもの
呼びかける inner child
あなたのせいじゃないわ 決して
無条件に愛されている安心感 知らないから
足場がないから
どこまでいっても不安なのね
綺麗事だと嘲られても 私は言うわ
大丈夫
少しずつ生きてゆけるから
あなたを解き放ちなさい
理不尽なことばかりね
無神経な人が溢れて呼吸もできないね
だけど必ず 必ず生きてゆけるから
あなたを解放しなさい