石畳
硬い雨に戦いを挑まれた今日
そんな風にしか見えてない
自分がきつい生き物に思える
何だっていいや
どうせ死ぬから
本当にそう?
思い返してみれば
中途半端な足掻きに暮れ
誰を乞うこともせずに
救われた救った気になった
傘を捨てればヒーローになれる
思い込みも乱暴も
吐きだめて
街に散らせ
石畳
どうか優しくあってくれ
ないものねだりも
自分はできないくせに
望みたくす寂しの子
石畳
綺麗に洗い流されて
どうか何百年後も
誰か通りすがりの
斜め思いを食らえるようにね
自分勝手が過ぎるから
もう帰ろうか
堅い雨に掻き消してもらえ