おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

春生まれの人

大きな背中を追うときに

少しだけ喉が痛くなったの

言えなかったから早足で

必死で追いかけたもの

 

右腕つかんで離さなかったら

逆に嫌われちゃうかな

 

となりどうし

それは夢のように思えて

ぼっとするよね

どうしても見失いたくない

その一心で声をふりしぼる

 

聞こえてほしい

春生まれの人

 

思い違いと思い過ごしで

だいぶ時を無駄にしたけど

生まれ変わるのを待つよりも

生きているこの時に会いたいもの

 

敵わない優しい声を

少しでも胸に残したいの

 

となりどうし

まだね夢の中を生きてるように

思えるよね

やわらかに日差しもあれば

このひとときに胸も詰まる

 

聞かせてほしい

春生まれの人

 

もしも恋だと気づいたら

そっと嫌われちゃうかな、なんて

 

となりどうし

それは夢のように思えて

ぼっとするよね

どうしても見失いたくない

その一心で声をふりしぼる

 

聞こえてほしい

春生まれの人

 

あぁ敵わない

その声を

聞かせてほしい

春生まれの人