おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

その香は春か

名のらずに来たあなたを

知っているから

また籠る

そんな思いもわかるでしょう

すっと飲みこめぬ天の邪鬼も

 

気が少し

輝きを持った気がするわ

もしも見えるなら桃色の

そして香も連れてくるでしょう

 

知っているの

会いたかったわ

それを素直に言えぬ者にも

その香は届き

思い胸を少し軽く

夢うつつの不確かさは増し

 

そうね

その香は