おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

冬間近

雲に紛れて

ちらちら雪の

匂いがしただけね

 

ひなたぼっこの庭

冷やされて

丸い背を預ける縁なし

 

目も碌に見えんとよ

それはどれくらい?

耳もあんまし聞こえんとよ

それはどれくらい?

 

はがいか

はがいか

繰りかえしてた

幼心に生きるとは

霞んでゆくということなのだと

知った気がした

冬間近