おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

後の祭りの長いこと

心巣食うおさな記憶

泣いたら負けよ

踏ん張りな

声を掛けてくれた人を忘れないのは

辛さの所為

 

誰も彼も

不幸せに酔えばいいのに

 

手を叩き

祭りを急ぐ

人の群れにはわからないけど

落した綿菓子

切れた鼻緒

ベソかいてさ

それが今まで続いてるような

 

目もくれなくて大丈夫

泣いても同じ

わかってる

腰ほどもない丈の子が見えぬ

それで普通ね

 

誰も彼も

不幸せを知らず死ぬくせに

 

声を上げ

祭りを賑わす

人々の預かり知らぬところ

波に逆らい探す

引く手を

そんなもの無かったのにな

 

まだ見切れるおさな記憶

誰も彼も

不幸せに酔ってしまいな

 

人は去り

祭りは閉じる

淡い熱だけ嫌に残して

落した涙

繋がらぬ縁も

悔しくてさ

それが今でも続いてるような