おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

さよなら花火

ポツンと光って消えた花火

手に持ったまま固まってた

ねぇさよなら

まだ言わずに

暦に構わずいたかった

 

でも、でも、でも

行ってしまうのなら

ちゃんと

さよなら花火

 

じっとしてても暑い気を

払って夜は訪れた

もうさよなら

迫りくる

暦の律儀に泣いてみた

 

でも、でも、でも

また会えるなら

会えなくても

さよなら花火