おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

春の宴


春の宴

 

夜桜、見てたはずの目が

閉じて、思い浮かぶになる

 

通りは春に覆われた

もう世を忌み憂うこともない

 

春さ、春さ、夢の宴よ

泣くも笑むも貴方の心地

どうか、どうか、幸せにありますように

黄泉も浮世も

 

酒は飲めぬか

堅いこと云わずにおって

交わす盃

 

気まで春に覆われた

もう己悔やみ責めることない

 

春さ、春さ、夢の宴よ

眠り起きるも貴方の心地

どうか、どうか、幸せにありますように

其方も此方も

 

桜気に包まれればもう

手に内でしょう

知らず知らずのうちでいい

導かれ今宵

 

春さ、春さ、夢の宴よ

泣くも笑むも貴方の心地

どうか、どうか、幸せにありますように

黄泉も浮世も

 

どうか、どうか、幸せにありますように

眠り醒めても