おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

運命の上に立つ


運命の上に立つ

冷たい雪に染められた砂の上立つ朝は

未来でも懐かしさでもないものがよぎる

 

運命は決まっているのだろう

それをなぞっているのだろう

どこからか降ってわいたような声が

だけどまだ抗う心が もう全て諦める心が そう 

海風に吹かれて迷える

 

指先まで震えてるこんな弱い身体で

まだ見えぬ向こう岸へ心進めるため

 

運命は決まっているのだろう

ひとり辿ってゆくのだろう

そう思えば安らかでいられるよ

だけどまだ迷える心がもう 全て自分で決めるんだと 足掻くから 

どんなに怖くても

 

幼き日の僕と 冬空に誓う

 

運命は決まっているのだろう

それを振り払い歩き出そう

ふるさとはそのためにあるのだろう

今ならそう自分で言えるだろう

気高き精神(こころ)がもうずっと待ちわびる

運命(さだめ)の上に立ち

 

運命を振り払い歩き出そう

強く望んだ僕の道を