あなたの声が届く距離に
立ってるだけの木偶の坊
昔懐かしみ泣くなんて
迷える魂のやること
悔しいな
明るくどうにか生きていこうと
歌われるのは
大切なものがある人に
何がわかるのって拗ねたくもなるよ
大きなリズム
体中に走って
もう暫く抜けないんだって
1つ1つのことば
心根に刺さって
ずっと一生残るんだって
ずるいよ
そんな幸せを
ひととき見せてくれるなんてさ
夜の静かはいつものこと
飲みこんで自分の日常に
これから思い前向くなんて
心安らかな魂のやること
悔しいな
苦しみ知っても生きていこうと
歌われるのは
感度見えない人の世に
善も悪もないって拗ねたまま帰るよ
あの歓声も
空気も残って
また暫く呆けるようにどうせ
1つ1つのことば
繰り返し歌う
ずるいよ
そんな幸せを見せたあとに
襲いかかる夜と夕と
乗り越えなきゃいけないのは
自分自身だって知っていてもう
それでもね
大切なものがある人に
何がわかるのって拗ねたくもなるよ
あなたの声が届く距離に
今生いられただけでいいと
思い落として
1つ1つのことば
思い起こして
そんな瞬間をくれるなんてさ
長い苦しみにひとときでも