おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

うたはじめ

生きているかも分からない時間を幾度重ねても

届かない確かな領域

 

虚しさや生きがいの話ではなくて

感覚がなくなってく

感覚が火を噴いて湧き出すことを

捉えきれずにいるんだ

 

助けてと

救ってと

声を上げることが

うたの始まりだったような

 

熱くなる星で

すぐ醒めてしまう夢を見る

繋ぎとめたくて

今すぐ断ち切りたくて

 

教えてと

守ってと

声を上げることが

うたの始まりだったような

 

終焉は知らずにくる

それほど恐ろしいことはないから

 

いつか行くから

手を取るからと

声を上げることが

うたの始まりだったような

 

助けてと

救ってと

声を上げることが

うたの始まりだったような