おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

つづくあめと

何故に止まない雨の音

人より強くなりたいだとか

贅沢言ったことなんてないのに

 

何故に立てない彼の大地

遠くへ思いを馳せることなら

誰にも負けず縋っているのに

 

何故に耐えない降る病

時折浮世は幸福だとか

夢を見せてもぶり返す

 

何度だってぶり返す

お前に幸福など

渡すものかと渡すものかと

果たして前世

何の業を成した

何度だってぶり返す

 

もはや生きていることが

病に罹っていることか

 

何故に止まない雨の音