おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

夕刻夜刻

夕やけ小やけ

やさしい唄がきこえた

帰らなきゃ

どこへだろう

いつの話?

もういいのに

もう縛られず縋れない

 

夕やけ小やけ

口ずさんだのにな

そばから消えてく

どこだって行けばいいさ

もういいから

もう認められず否定もない

 

夕刻夜刻

惑えば勝ち

迷えば負け

ひとりあそび

終わりそうもない

 

夕やけ小やけ

やさしい唄

残酷に鳴る町

 

たしかに覚えている帰り道が

きのうか、あすか、まぼろし

 

夕刻夜刻

曳き唄ほど恐ろしいものはないでしょう

 

夕やけ小やけ

たしかな夜明け

待って、もうだめかもしれない

 

夕刻夜刻

曳き唄だって構わないほど空虚なの

夕やけ小やけ

ぼんやり口ずさんでなぐさめるわ