誰に命じられたでもなく
この身を隠したくなった
生まれたその時から
自分が恥ずかしかった
街にいて
果たして本当にいるのか
分からなくなるのは
自分の不確かに
付き合いすぎた所為だ
流行りの
承認云々よりもまず
生きていていいと
追い出されはしないと
許可をくれるだけでいいのに
叶わない
この感覚を持った人にしか
伝わらない欲望と
この感覚を持っていては
生きるに儘ならないのだから
誰に責められているわけでもないのに
この身を隠したくなった