おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

秋に連れてゆかれる人

時を操る者のいる

それは人の知るところとなる

少なくとも想像で

もう描いているでしょう

 

片や

上手く隠れたもんだ

空間を操る者の

まだ知られてはおらぬ

一部の能力者を除いて

 

このまま大衆の目には

触れぬが良いか

思案していた

振りをしていた

 

幸い秋口

祭りにまやかし

灯りにぼやかし

煙に巻いてしまえ

 

時の旅を

人が思い描き

たまに恐れもする

そのころ

 

空間は見事に歪み

人を呼び込み連れ去って

知られぬうちに

知られぬうちに