おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

引き摺る暮れ

白い橋は映えて

海渡り

とっくの昔に

皆は迎えが来て

 

過呼吸になりかけの

慣れたものだけど

夕焼けに眩んだ

 

帰りの荷は

どうして重くなった

さして何にも楽しくなかったのに

 

足が縺れても

歩くしか

帰る術がなかった

 

保てたもて

誰も救っては

それどころか

気づいてはもらえない町よ

 

生きた振りをするのが

上手くなったのはこの頃

 

原因なんて

あるようで無いさ

環境の所為なら

僕だけじゃないはずで

 

過呼吸になり終わりの

慣れたものだけど

西町もいよいよ

本気で暮れにかかる

 

身を引きずるのが

生活そのもので

人生そのものに

思えた覆い被さりの不安が

 

今もずっとある

怖さね