おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

辿りの日行き

暦たどれば

日常の汽車ゆれても

大した造作ではないものね

 

指先を握った人に限り

暫らくは会えぬように

なっている

 

明日待ちなど

恋せよ乙女の

歌に従う積りもなくて

 

ただ今日を揺れている

明らかに弾かれて

痛んだ指を隠している

 

暦すぎれば

秋の果を捥ぎ

届ける下りもできそうよ