おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

記憶の歌

電車の色は赤だって

思いこんでた時の

変わり種に来られたら

それだけで狼狽える

 

柿の木坂の先

緑に囲まれた図書館で

ふと夢かもと思ったら

もう戻れなくなった

 

10年も前と同じ

四畳半の畳の上で

飛行機が真上うるさかった

あれも記憶か分からない

 

入り混じって彼是が

愈々何処にいるかさえ

分からなくなる時が来て

それも続いてゆくだけさ