おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

ひきずる夜

こんなカラッと晴れた日に

どうして選んだ

息つまる情歌

まだ腕の中

 

冷静になれば

獣の夜が

馬鹿馬鹿しいとも

吐けるもの

 

愛は最初から

無いと決めこめ

肌なぞる人の

心疑え

 

風は少し

ほんの少し

カーテン揺れる部屋の隅

 

まだもう少しだけ

微睡んでも

罰は当たらないか

夜の振りをしよう