眩暈の午前0時
それでも1人と
詠った人が昔
いたこの世
泣いてしまわないように
予防線は幾らでも
かろうじて走る電車
駅前愈々疎ら
意地でも外に出るわ
危険より情緒に
生きるなら生きるなら
外の気を知らなければ
そうね生まれ落ちて
母に抱かれていたのに
どうして歩き出したの
平気で裏切れるし
眩暈はもうすぐ1時
もう歌にもない時刻
空は星降るも知らない
悪くないわ
自分で選んだ街
今を生きてない感じ
律しすぎた生活の反動
これから華やいでくれ
眩暈の続く明日
生きるか悩めるころ
何の勇気もないからさ
どうせここにいるけれど