おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

思いのほか長い暇

あまいチヨコレイ

あつい紅茶で溶かしておくれ

入口の開く迄は

どうせ待ち待ち

この浮世

 

肌の這うところ

ささやきの残るも

明ければ幻の

どうせ泣き泣き

女子など

 

季はゆき

病の波満ち引き

いつまで寄っていられるやら

 

少しばかり姿を見せて

声落とすか

言葉浮かすか

 

思案ばかりに暮れた癖

存外長く居たものね

 

季はゆき

病の波満ち引き

そろそろのお暇

 

ヨコレイトだけ

貰ってゆくわ