おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

真夜と四季

四季定まらぬ

なだらかであれば

詩のひとつでも認めよう

窓辺で

 

そうともいかぬ

移ろいと

追い越しと揺り戻し

心ぐらぐら

 

季の赴くままに

遣られるよう

 

太陽に沿い生きる

術の本読み

知ったそばから

真夜の菓子

 

許して頂戴

髪も乾かぬうちから

典も唱えぬうちから

 

人並みになるまでに

死ねるだろうか

どちらが先か