おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

西日行きの頃合い

手がふるえていた

君のうつむいた

でも此方を窺いながら

触れてくれるのね

 

西日の返りも行った

東向きの窓

まだ更けない夜を

待てずに潜った

 

あぁ明日は

同じように

目ざめられるだろうか

生きてゆけるだろか

 

ほんの少しの

生きた証しは

だれでもない君の手で

きざんで

 

息を詰めては

熱くなってった

忘れえぬ日が

ひとときでも

 

あった

あってよかった