おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

月見のころ

月は死んでしまったのね

仕様がないわ

大きなものだけに

特権も住まない

 

見返り美人の成れの果て

うさぎの耳も澄ませ

 

冬用の着しろが

手に余って

掻き込んだ飯を

噎せてみたり

 

そうこうしているうちに

明日には死んでしまうのね

いいわ

覚悟もどうせないんだから

 

来なさいな