おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

切り者

ふるさとは

遠きにありて

なお思わず

いよいよの体たらく

 

人として

正しく在りたいと

念じに念じたのは

先のこと

 

親は必ず子を思うもの

だからそれを返せとの教え

では前提が揺らいだら

こちらも無視していいでしょか

 

ふるさとは

遠きにありて

なお遠きもの

 

違う星とも

違う次元とも

思えてならぬ

思えてならぬ

 

昔の教えよりも

己の才覚を信じていいと

それもまた教えであったでしょう