おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

鐘の音に思い出したこと

何枚か残った写真に

屈託なく笑う君がいて

あぁ少年少女のころは置かれた環境がすべて

なんだかズルイなぁとまで思ってしまった

 

風邪ひいて落ち込むって変だよね

なかなか君の教室まで行けなかった日も

ぐっと堪えてたあれこれが

何でもないことなんでしょう?

 

いいなぁ

皮肉言いながら本当は羨ましくてならない

純粋な目で性善説で生きている

教会で聞いた話を

そのまま受けて

しっかり自分のものにして

生きている

 

遠いものに思えた

恋に紛れて憧れていた

 

写真は伏せておく

青い季節が恥ずかしい

それでいいんだけど

物も知らぬ何も疑わぬ時期が

ないことが辛いね

 

でもなぁ

戻りたいなんて

その辺の歌みたいなこと言いたくないし

純粋な目が過る時

私は違うって

唱えれば一際

ズルイ自分の思いの内が

見えてくる

 

遠いものを信じて

恋と騙って憧れつづく