おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

追いも夜舞も

ただ何もなくても

弱い身体が

愈々重苦しくなる時節

 

手肌の荒れ始めて

季節より先

思い出させる親の癖

 

数え年にまじない

何時までも拙い

愛されなかった子がどうなるか

僅か余命で見せてあげよう

 

掛け違いじゃなくて

はじめから

はじめから

合わぬ肌があるものね

 

たとえあなたの子に生まれても

 

後悔は先に立たぬと

百も承知

いいのよ

どうせ下らない暮らし

 

晴れやかにならぬまま

あなたは消えて

皮肉にも

それなぞるように

私も消えるでしょう