おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

せつな

切なは放てはおけないわ

此処に居座るものだもの

乾かさず髪は

寝床に雪崩れ込み

掻き消そうとする

 

それでも置いてはおけないわ

無駄に居座る癖だもの

寝覚めの悪さに比べれば

調整の利く昼日中

嫌なあの顔見るくらい

 

刹那放ておいてくれ

其処に行くには身が重く

絶やさず生き死には

繰り返されるだけの

その中の一粒

 

それでも置いてはいかないで

撫でて居座る星だもの

呪いの兆しに比べれば

気の持ちようと決まり文句

嫌なあの地を踏むくらい