おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

愚痴2

きれいなのは景色だけ

心地いいのは風だけ

いっそ全部腐ってくれていた方が

きっぱり捨てられて

楽だったのだけど

 

大人になって

いろんな家庭があるのを知るにつれ

虚しくなってくる

 

自分のhomeに帰るのに

覚悟を決めて

震えながら足を踏み入れる

 

しんどい感覚は

消えないものよ

変わらないものよ

 

うまくバランスが保てない

ほどよい距離がわからない

こちらが必死に探っても

思考の止まった人間は

狭い世界の息苦しさは

除けられないな

 

此方が病んだら忌み者で

自分が病んだら大事にしろと

そんな理屈は通らないんじゃない?

 

例外はあるにしても

順当にいけば年の順に

弱り死んでゆくのは真っ当なことで

先の長い者が堪えろっていうのは

横暴が過ぎる

 

罪悪感を植え付ける

生きる気力を失わせる

それでも許される奴の方が

狡いんじゃないか

 

でも人を責めるより

また自分を責めるほか

楽な道がないくだり