おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

戻り雨の予感

靴の中まで入ってきた

びしょびしょで帰り着いた

蚊帳の中は大丈夫よ

とりあえず体を拭きなさいな

 

優しい人に会ったのね

仮傘貸してもらったね

だけど不思議な

あの辺り この時分は

だーれもいないはずなのに

 

ひしゃげた壁がみしみしと

限度を超えた合図する

ここもそろそろね

あちらへ行こうか

この土砂降りが覚めたらね

 

まだ知らぬのに

戻り雨が

来る気がしてならなんだ

そんな言葉も知らぬのに

戻り雨とやらが

 

来るようだ