借りたまま
手も付けず本は積まれてゆき
月ごと日ごと
気負えば病み
暮らしさえ儘ならず
例えば苦しむ人いても
其方へ向かう精もなし
例えば呼ぶ声聞こえても
此方も必死の日々暮らし
なんと情けのないことか
雑多に追われる日常すら
むずかしいのね
悔しいね
積まれた本をそのまま
返しに行くだけで
やっとのこと
己で選んだ天涯孤独
馴染めぬものと決めた現世も
縋りつきたくなる時々
すぐに思い直す
終りしなに
借りたまま
手も付けず本は積まれてゆき
月ごと日ごと
気負えば病み
暮らしさえ儘ならず
例えば苦しむ人いても
其方へ向かう精もなし
例えば呼ぶ声聞こえても
此方も必死の日々暮らし
なんと情けのないことか
雑多に追われる日常すら
むずかしいのね
悔しいね
積まれた本をそのまま
返しに行くだけで
やっとのこと
己で選んだ天涯孤独
馴染めぬものと決めた現世も
縋りつきたくなる時々
すぐに思い直す
終りしなに