おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

力抜けてゆく夏逝き

もう圧迫もない

海の前に立ち

只々呆けているようよ

 

溺れかけた手を掴んだ人も

産み落とした人も

殴りつけた人も

 

散ってしまいなさい

海の花

美しく言えば其れでしょう

 

夏は逝き

振り返りもしないのだから

此方だけ

ぶり返しに苦しむ

義理もないわ

 

もう息苦しくない

海の前に立ち

体の力が抜けるのを

 

理性で確と

見ているわ

そうね

上のバス停あたりから