おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

夏の寝床

温い布団に入りなさい

日に当てておいたから

昼間の熱りを冷ましたら

もう眠りなさい

 

夜は怖いものと覚える前から

よく眠る子で良かったわ

ただし敏感に任せて

世を嫌わないように教えたい

 

偉そうに講釈垂れるのも

気が引けるくらい純な子よ

泣き喚く時の声の大きさときたら

あの人を思い出させて

少しこちらも泣きたくなるほど

 

なるたけ温かい道を歩きなさい

そうはいかないことも

私は十二分に知っているけれど

綺麗ごとでいいから伝えたくなるの

あなたは温かい道をと