おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

離れ十兵衛

先見の明も

力が過ぎると唯の苦痛であろう

 

世の中には何割かの

予期察知の役割持った者がいるらしい

 

一挙手一投足のその手前で

察して疲れて傷ついてしまう

肌は赤く荒れて

太陽も合わない

 

何所が生きる大地だろうか

問う頭はあるけれど

それらしい答えは

此方側にはない

 

それで向こうへ行くと行ったのか

幾人かの作家は

それで病と呼ばれてしまうのか

片や能ともされるはずの者が

 

過ぎたるは何とやら

世はとかく生きづらい