おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

帰ってこないヨッパライ

横になり昼過ぎまで

酔っていた

 

1滴も呷っていないのに

 

蒸せる梅雨時の部屋に

ただ項垂れていたのだ

取り返しのつかない日曜に

それは何曜であっても

 

横になり食えるものは

ゼリーくらいで

 

いつまでも贅沢は覚えぬ喉

 

噎せるばかりで慣れてしまった

健康とは何であったか

例えば手足が動いても

私の心と繋がらぬ

 

電灯は点滅

地は少しばかり揺れて

当り前でないものばかりに

囲まれている

 

またもそんな思考に

酔っていた

酔っていた