おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

信じる狭き世界

信じるしかなかったのよ

神も仏もない国で

空の言う人の言う

正しいだとか伝えだとか

 

身体も頭も侵されたのよ

閉ざされた村で

歴史も碌に知らんから

自分の生きた時空間だけ

 

草を踏み

腰を落として

苗植えた

 

彩りは緑

そして溶ける青

 

信じるしかなかったのよ

地に足を着けた

その生き方が正しいと

吟遊にあればなおのこと

 

心も魂もあったもんじゃない

閉ざされた村は

開けた空に反比例

自分が生きてゆくにはね