おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

行けどもひとり

この感覚を分かってくれる人とだけ関わろうと思ったら

いよいよ山に籠るしかなくなるからと

妥協したつもりで偉そうに

唯々私が世の中から外れていただけだった

 

縋りつくしかない歌が

今日も身の内に流れる

それは血よりも濃く

医術では捉えられぬものとして

 

どうせ分かってはもらえぬ

凪も波も大波も

 

唯々私が朽ちてゆくだけの冬に

埋もれてゆくだけだった