おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

ごた煮の宵

有り物を放り込んでしまいな

雨風も好きに過ごしな

 

去る者も来る者も知らんわ

拒むのも容れるも面倒

 

浮かれ草に毒当たりして

ポックリと逝くのもいいさ

 

ハレもケも ごた煮の宵よ

騒ぐなり眠るなりしな

 

忘れたら そのままにしときな

思い出せば 誰か引き留めて

 

輪に入って踊るもいいさ

見るもいい 見ぬのもそれで

 

阿呆には変わらないんだろ

なぜならもう宵だからさ

 

腹いっぱい食ってからにしな

生き死にの難しい話は

 

目も萎む 腰も痛いから

ほどほどに大人しくもしな

 

秋祭り 終わりの気配も

なんだ夢か ただの日一日

 

どちらにしろ仮初のようだ

少しでも気にした方が負けだ

 

ハレもケも ごた煮の宵よ

騒ぐなり眠るなりしな