おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

雨酔い歌酔い

歌に酔った

外は雨

もはやこれまで

独りでに感じる最期

 

ここからが長いのにね

勝手に嘆くのはやめて

 

歌うたいは

どこも雨

風前の灯火

遣り過すすべも持たない

 

思いこみと使命感は

勝手に失わないようにしてる

 

歌が死んだ

そのときが

雨にも負けて

本当に訪れる最期

 

軽はずみなこと言えないわ

終わる時まで分からないから

 

歌に酔って

いまだ雨

介錯要らず

口ずさみながら迎える最期