ドアを開けた時
暗い雲が覆った
なんて bad day
人の言うけど
そんなに嫌な気はしないわ
人生が閉じる音がする
その時 健気でいられるように
重苦しいもの掃うより
共にある覚悟をしましょう
大丈夫よ
何十年か一緒にいれば
慣れるから
帰りどきは
賑やかさを
風がここまで押し上げてきて
風光明媚
温かみとか
五七五に認めたくもなるけれど
人生は始まる時まだ
気づいておらず
逝くときも
意識はきっとないでしょう
知らず安らかであるために
今なるたけ
何十年か
修行を続けるように生き
ドアを閉じた時
雲も風も見えず聞こえず
それでも残る感触に
縋って思い描きましょう
大丈夫よ
何十年か一緒に生きる
ものたちだから