罪は眠り
いつだって待ち望んでいるの
来る日を
あぁ夜半だと思っていた
恐ろしくも東向き
うすら明け
燻らすように
貴方が
日和みているのかしら
押しせまる命の終り
見えはじめが1番こわいわ
代わりばんこの伝手だもの
聖書にない事も起こり
耕した畑いつか
朽ちても実つけ
実っても朽ち
どちらとつかない距離だもの
讃美にないことも口伝て
病に罹る時が苦か
解き放たれた時が楽か
それが心でも耳でもよくて
見えていることが幸福と
誰も説かぬから己で記す
罪は眠り
眠っているだけ
朝ぼらけに焼けてしまうわ
遠き眠り
ゆらり起こし
手にした書の続きを唱えましょう