ぐらついているのね
慣れただけで平気じゃない
髪を切るころ
すぐにやってくる
宝くじにあたるように
とても小さな確率でも
傷は負い
病みまかせ
確かにそんな命を生きて
何の類に入れても
気に入らないとそっぽ向き
誰も彼もわかるまい
それがひどく淋しくて
また日の落ちる様を見る
本を読んでも書いてない
手は足は治せても
心確かはどうしたら
ぐらついているのよ
真夏真昼の所為にできなくなってもね
また降る雨のようにただ
囚われてゆくのでしょう
ただ日の落ちる中に居る