おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

追憶

戦は確かにあって

逃れようのない事実で

目を背けるつもりなくても

じっと見るのはつらいもの

 

熱かったろう

苦しかったろう

世を去るには早すぎたろう

 

嘆きの言葉と

悔みの手紙が

並ぶのを見た

 

心は持っていかれそうになり

平和ボケしていると己をなじる

それでも守りたいと思う日々が

あれば十分ではなかろうか

 

その代わり、

死ぬ気で守れ

お前が生きているうちは

 

叶うなら、

死ぬ気で生きろ

生きていかねばなるまいぞ