おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

参りもせんと

参りもしなければ

砂を被るだけの

それでいいのよ

時代でしょ

誰かに言ってほしいもの

 

名も知らぬ遠縁の戦没者も併せて

頼まれたから

その時は

素直に請け負った振りをして

 

花でも供えれば

顔でも見せれば

それが正しいことでしょう

できないことではないから

尚のこと

 

罪負ったような気になって

夢にも見るのです

 

車通りの近いから

余所見て歩かんようにせれ

今はもう

大人だからね

そんな気も遣わなくていい

 

参るのは孫の代になるんだと

言われるままに

その時は

素直に心に置いたもの

 

水でも汲めば

声でも掛ければ

それが正しい営みでしょう

心の持ち方ひとつだから

尚のこと

 

責めらせたような気になって

夢にも出るのです