おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

何時も背にある

自分で柔き歌を

紡いでいるつもりでも

月影に依るところが大きい

 

姿を消して惑わす

それを調べとす

 

泣かせた後に

すっと去るなど

およそ人とて

できぬ業

 

自分で物を必死で

考えているつもりでも

幻影に頼るところばかりで

 

呼ぶ声その元

見せる気もなく

 

笑えるように

そういう表情もくれたの

あなたにしかできぬ業

 

だけれど

そんな機会

滅多にないわ

 

泣かせた後に

すっと去るなど

およそ人とて

できぬ業