おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

揺り戻し海の籠

夜寝も昼寝も変わらんろう

子の時そうであったのだから

暦よ刻よと狼狽えるな

背をさすってあげましょ

 

もうほとんど聞こえておらんのか

もしや向こうに半足あるか

何が見える

教えておくれ

じっと聞いていよう

 

連れていきんしゃい、

すっと戻りんしゃい、

淋しくも淋しくもならんごて

 

揺り揺り

大きな海の籠

揺らして待っておるけんね

 

ずっとおりんしゃい、

また戻りんしゃい、

そらそら見落とさんごて

 

手招き

大きな海の加護

あんた持っておるけんね