おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

校庭のうた

チャイムはもう聞こえぬほど

友達のこえと知らぬこえが

鳴っていた

泣いていた

遊び道具に怪我をした

 

泣きなさんな

誰か呼んでこよ

いいよ

君が大きくなって

 

傷が治るまで

覚えておいて

 

誰にももう言えぬよ

友達もいなくなっていた

鳥のこえ

知らぬ気配

懲りもせずに遊んでいた

 

泣いて泣いて

最後のチャイムも

聞きのがして

君は夢中になって

 

傷は治るから

忘れておいで