おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

まやかしのmorning

起き抜けにコーヒーを1杯

そんな洒落た生活とは縁遠い

鉛のような体を

引き摺り起すだけでさ

もう

 

星が落ちるより不確かな

奇跡を生きているみたいね

吐いて荒んで

それどころじゃないから

いつも見ないふりするけど

 

冬は積もり

暦通り冷えた朝よ

お早う

 

どうせ侘しい部屋と

諦めたふりして怠けてる

だって今生

望んだはずない星に

割り当てられたみたい

 

何年経っても居心地は

良くなるどころか嫌気も差して

帰り方を

ひた隠しにするから

愚痴のひとつも言いたいわ

 

冬は呼び

暦迎え知った朝よ

また会えたのね

 

冬は積もり

何の因果と問いたくもなる

凍える朝ね

暦通り

なんて不思議な響きでしょう

お早う