おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

秋祭りの歌

秋の香は何故に色持って

下りメロディを呼びおこす

あなたのために生きたつもりが

何も残らず暮れそうで

 

そっと目を閉じるなど

怖くてできないな

 

あぁ

日を呼べ天乞え

続くよう

異界まやかしに堕ちぬよう

ただ歌え

秋祭り

ただそれだけのために

古から来たのだから

 

夕の空何故に斑模様

唸りキャンドルも用無しの

あなたを呼び続けたつもりが

伝う術無く止みそうで

 

そっと手を合わせても

怖くて

引き寄せられたくて

 

あぁ

身を捧げ伝え

今日明日と

異界まやかしも呼ぶ呼ぶよ

ただ歌え

秋祭り

まだそれだけのために

古から在るのだから

 

思い違いでなければ

まだ続いているのだから

否、続いているのだろうか

 

あぁ

日を呼べ天乞え

続くよう

異界まやかしに堕ちぬよう

ただ歌え

秋祭り

ただそれだけのために

古から来たのだから

 

何処にいるのだろうか

本当にいるのだろうか

下りメロディを携えて

捧げれば解るだろうか

 

ただ歌え

秋祭り

異界まやかしに堕ちぬよう