人生が閉じる夢を見た
あながち間違いじゃない
ひどく嗄れた声で
叫んでいた
誰かに愛してほしかった
話を聞いてほしかった
幼子のように単純な
それでいて一番むずかしい
願いを叫んでいた
あぁ叶うかな
閉じるまでに
あれもう
閉じるんだっけ
ひどく悲しくなるもんだ
できるなら叶えてあげたいな
自分のために生きるなんて
最後まで実感できなかったけど
せめて幼いあの子を
迎えに行ってあげたいな
誰かに愛してほしかった
話を聞いてほしかった
どこまでも単純に
もしかしたら誰かは
もう手にしているものを
あぁ一生かけて
探していく
そんなバカみたいな人生が
ひどく虚しくなるもんだ
途方もない旅に思えてね
自分の惨めに付き合って
付き合いきれなくなっても
付き合って
せめて幼いあの子を
迎えに行ってあげなきゃな
誰かに愛してほしくてさ
話を聞いてほしくてさ
草むらで泣いて
部屋で震えたあの子を
迎えに行ってあげたいな